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【パリ】ポンピドゥーセンター・国立近代美術館の凄さ&行き方

ポンピドゥー・センター(The Pompidou Centre)は、フランス・パリにある現代美術館であり、ヨーロッパで最大級の現代美術館の一つとして知られています。ポンピドゥー・センターは、ポストモダン建築の傑作としても知られており、その外観の斬新さや、建築様式の革新性から、建築史上の重要な位置を占めています。

ポンピドゥー・センターは、1977年に開館し、フランスの前大統領ジョルジュ・ポンピドゥー氏にちなんで名付けられました。この美術館は、パリ市内のレジャー・センターであるベオバブ広場に位置しており、内部には現代美術やデザイン、建築などの展示スペースがあります。ポンピドゥー・センターのコレクションには、ピカソ、ミロ、カンディンスキー、シャガール、ダリ、そしてカルダンなどの著名なアーティストたちの作品が含まれており、芸術ファンにとっては必見の場所となっています。

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ポンピドゥー・センターの最大の特徴は、その外観にあります。建物の外壁には、パイプやエスカレーターなどの設備が露出しており、その工業的な外観が斬新な印象を与えます。建築家レンゾ・ピアノ氏とリチャード・ロジャース氏が手掛けたこの建物は、工業技術を活用して、美術館としての機能性と、建築的な美しさを両立させることに成功した、建築史上の重要な作品として高く評価されています。

ポンピドゥー・センターは、その建築的な斬新性や、現代美術を広く展示することで、パリ市内の重要な観光スポットの一つとなっています。また、内部にはカフェやレストラン、図書館、映画館なども併設されており、一日中楽しむことができる、パリのランドマーク的な美術館として知られています。

ポンピドゥー・センターの有名な作品

ジャクソン・ポロック「ナンバー32」

ポンピドゥー・センターには、現代美術の傑作が多数展示されています。以下に、ポンピドゥー・センターの中でも特に有名な作品をいくつか挙げてみます。

  1. パブロ・ピカソ「ゲルニカ」– スペイン内戦を題材にした、ピカソの代表作であり、ポンピドゥー・センターの中でも最も有名な作品のひとつです。
  2. マルセル・デュシャン「泉」- 1917年に制作された、排泄物を模した彫刻で、ダダイスムの代表的な作品のひとつとして知られています。
  3. マルク・シャガール「白い天使たち」– シャガールの代表作であり、青い色調の中に神秘的な世界観を表現しています。
  4. ジャクソン・ポロック「ナンバー32」– アメリカのアクション・ペインティングの代表的な作品のひとつで、力強く抽象的な表現が特徴です。
  5. マルセル・ブロッシュ「青いプール」– 青いプールをモチーフにした立体作品で、ポンピドゥー・センターの外観を飾っています。

ポンピドゥー・センターのレストラン&カフェ

ポンピドゥー・センターには複数のレストランやカフェがあります。以下は、ポンピドゥー・センターにあるいくつかのレストランやカフェです。

  1. レストラン・ジョルジュ – ポンピドゥー・センターの屋上に位置し、美しい景色を望むことができます。フランス料理を中心に、ワインやデザートも充実しています。
  2. カフェ・ブリュット – ポンピドゥー・センターの1階にあるカフェで、軽食やドリンクが楽しめます。屋外席もあるので、天気の良い日にはテラスで食事を楽しむこともできます。
  3. ル・キオスク – ポンピドゥー・センターの前に位置する、屋台風のカフェです。軽食やドリンクを手軽に楽しめます。
  4. カフェ・ベネデッタ – ポンピドゥー・センターの地下にあるカフェで、パンやスイーツ、コーヒーや紅茶などが楽しめます。

これらのレストランやカフェは、ポンピドゥー・センターの内外に点在しており、美術鑑賞の合間に気軽に食事を楽しむことができます。特に、レストラン・ジョルジュは、パリ市内でも有名な高級レストランの一つであり、美食家にとっては必見の場所となっています。

入場料

ポンピドゥー・センターの入場料は以下の通りです(2022年3月現在):

  • 一般:15ユーロ
  • 25歳以下のEU市民:無料(身分証明書の提示が必要)
  • 18歳以下の非EU市民:無料
  • 18-25歳の非EU市民:9ユーロ

また、ポンピドゥー・センターのチケットは、オンラインで事前に購入することができます。事前にチケットを購入しておくと、現地での並びや待ち時間を短縮することができます。

ポンピドゥー・センターの入場料は、他のパリの美術館と比較してやや高めですが、そのコレクションの価値や、建物自体が芸術作品であることを考えれば、十分に満足のいくものだと言えます。

アクセス・行き方

  1. 地下鉄でのアクセス – ポンピドゥー・センターは、地下鉄M11号線のリピュブリック駅、M1号線またはM11号線のホテル・ド・ビル公園駅、M4号線のシャトレ駅から徒歩圏内にあります。最寄りの駅からポンピドゥー・センターまでの道順は、駅の案内表示に従って進めば簡単にたどり着くことができます。
  2. バスでのアクセス – パリ市内各地から、ポンピドゥー・センターに向かうバスが運行されています。例えば、バス38番は、オテル・ド・ヴィルやサン・ジェルマン・デ・プレなどの観光地からポンピドゥー・センターまで直通で行くことができます。
  3. 車でのアクセス – ポンピドゥー・センターの周辺には、駐車場が複数あります。ただし、パリ市内の渋滞が激しいため、車での移動は避けた方が良いでしょう。

ポンピドゥー・センターは、パリ市内でも有名な観光スポットの一つであり、アクセス方法も複数あります。地下鉄やバスを利用すれば、パリ市内の主要な観光地から簡単にアクセスすることができます。

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